- 営業レポート
札幌での半導体セミナーに参加!未来の半導体市場と地域の可能性を実感
2024年12月23日
12月17日、札幌で開催された「半導体関連産業参入促進セミナー」に参加してきました。雪が降り積もる寒い日でしたが、事前に北海道入りしていた営業部Mさんからの情報もあり、モコモコに着込んで準備万端。おかげで寒さ知らず、快適に1日を過ごせました。
空港に着いてすぐ、名物の「白樺山荘の辛味噌ラーメン」で一息。見た目は辛そうですが、実際はマイルドな味噌のコクと深みがあり、あっという間に完食。札幌の味覚で心も体も温まりました。
半導体関連産業参入促進セミナー
セミナーは午後から参加。会場には100名程度の参加者が集まり、オンライン参加者も多数。神奈川県からはスリーハイだけの参加となりましたが、他の参加者との交流や意見交換が大きな収穫に。中小振興センターや銀行、商社の方ともお会いし、さらには新聞社の方から取材の打診をいただくという嬉しい出会いもありました。
産業タイムズ社からの情報共有
セミナーの中で、産業タイムズ社の方が半導体市場の未来展望について非常に丁寧に解説してくださいました。以下、特に印象に残ったポイントをまとめます。
半導体産業の市場規模
2030年には7300億ドルに達する予測があり、さらに1兆ドルに達する可能性もある。
AI向け需要の急増
アメリカの大手IT企業がデータセンター向けに大量の半導体を購入している。
国際的な国産化の推進
中国、欧州、アメリカがそれぞれ半導体の国産化を積極的に進めている。
地域での人材育成
岩手県では理工学部に新しい科目を設立し、半導体人材育成を強化。
北海道での展開の利点
道内でサプライチェーンを完結させることで、輸送リスクとコスト削減が可能。
商談会の活用
商談会を通じて新たな販路を開拓し、取引の拡大を図ることが重要。
成長市場の拡大
AIの進化により半導体市場は急成長。自動車や医療分野での需要が増加している。
新規参入の事例
岩手県北上市では大手デバイスメーカーの進出により、地場企業との連携が進み新規参入が実現。
半導体市場の可能性
セミナーで印象的だったのは、半導体市場が予想を遥かに超える勢いで成長していることです。各国が自国内でサプライチェーンを完結させる政策を進めている中、地域間連携の強化が鍵になると確信しました。北海道のような広大な地域が、現地での生産体制を整えれば、輸送コストやリスクを大幅に抑えられるメリットがあります。
また、新規参入においては、技術ノウハウの共有や人材スキルの構築が必要不可欠です。岩手県の事例や企業間連携を見習い、私たち中小企業も一歩踏み出し、産業全体の成長に貢献していかなければなりません。
当社は「一品一様」のオーダーメイド技術で、半導体関連ビジネスにも貢献できる自信があります。商談会やこうしたセミナーを活用し、地域や業界の壁を越えて連携しながら未来のサプライチェーンを築く一翼を担いたいと強く感じました。
北海道の企業様との連携
明日は、新たに取引を始める電子メーカーさんと、いつもお世話になっている銀行さんへ訪問の予定です。半導体分野でも、スリーハイの強みである「少量・多品種」のオーダーメイド技術を活かし、新たな販路を広げていきます。
商談会やセミナーを活用し、地域や業界の壁を越えて連携を進めることで、未来のサプライチェーン構築につなげる。そんな確かな一歩を踏み出せた札幌での一日でした。