- 営業レポート
次世代半導体とほっかいどうの未来 in 札幌 Day2
2025年02月25日
2025年2月3日~4日にかけて、弊社代表の男澤が北海道ビジネスマッチングイベントに参加いたしました。
吹雪の朝と次世代半導体の未来
前日からの大寒波の影響で、朝から雪が激しく降っていました。部屋の窓を開けると、視界には吹雪に覆われた札幌の街が広がっていました。今日の行程も気になりましたが、それ以上に明日、無事に東京へ戻れるかが心配になりました。
午前中は会社に残してきた仕事をこなし、午後からは「次世代半導体とほっかいどうの未来 in 札幌」に参加しました。このイベントの主催は、北海道経済部産業振興局次世代半導体戦略室です。イベントの詳細については、北海道庁の公式ページをご覧ください。
2023年2月、ラピタス株式会社が千歳に最先端半導体製造拠点を設立すると発表しました。私たちもこのプロジェクトに関わりたいと考えており、そのためにこのセミナーに参加しました。
登壇者は、経済産業省商務情報政策局の金指様、ラピタス株式会社代表取締役の小池様、北海道大学の葛西先生、そして日本経済新聞の太田様の4名。約2時間にわたり、次世代半導体と北海道の将来について、非常にわかりやすく説明していただきました。
特に印象的だったのは、半導体が今後どのように社会を変えていくのか、そして北海道がどのように関わっていくのかという点です。私たちは普段、産業用電気ヒーターを取り付ける業務が中心ですが、半導体の分野でも活躍する可能性があり、このセミナーの内容を会社に持ち帰り、共有したいと感じました。
半導体産業の未来と札幌出張の締めくくり
セミナー終了後、札幌の大通公園へ移動し、さっぽろ雪まつりを見てきました。外国人観光客も多く、大盛況でした。ライトアップされた雪像や、賑わう会場の雰囲気を楽しみながら、今回の出張の充実感を改めて実感しました。
今回の札幌出張は、半導体という新たな分野での可能性を探る非常に有意義な機会となりました。今回の札幌出張では、半導体産業の未来について深く学ぶことができました。特に、私たちの事業である産業用電気ヒーターが、半導体製造プロセスの中で果たす役割について、改めて考える機会となりました。
半導体の製造工程では、温度管理が極めて重要な要素です。シリコンウェハーの精密な加工や成膜のプロセスにおいて、適切な温度を保つことが品質を決定づける要因となります。ここに、スリーハイの産業用電気ヒーターが貢献できる可能性があります。半導体製造ラインにおいて、均一な加熱が求められる装置や、特定の温度範囲を維持する必要がある工程では、高精度なヒーターが必要とされます。私たちの技術は、この分野においても十分に活かせることを再認識しました。
また、セミナーの中では、北海道が半導体産業の新たな拠点となる可能性が示唆されました。ラピタス株式会社が千歳に製造拠点を設立することで、北海道の産業構造が大きく変化していくことが期待されています。この変化に伴い、スリーハイも北海道の企業との連携を深め、新たな市場を開拓していくことが求められています。
会場でのネットワーキングを通じて、多くの企業関係者と意見交換を行いました。その中で、北海道の製造業が今後どのように半導体産業と関わっていくかについての具体的な話ができたのは大きな収穫でした。また、地元企業の方々との会話を通じて、産業用ヒーターの需要が確実に存在することを実感しました。
今後の展開として、スリーハイは半導体分野での技術力向上を目指し、新たな市場への進出を計画しています。特に、北海道の企業との協力体制を強化し、地域産業の発展に寄与することを視野に入れています。この取り組みが成功すれば、私たちの技術が全国的に評価されるきっかけとなるかもしれません。
今回の出張で得た知見を活かし、社内で情報を共有しながら、新たな戦略を練っていきたいと考えています。また、来月再び北海道を訪れる予定があり、その際にはさらなる情報収集と、企業間の連携を深めることを目指します。