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パラボラアンテナ融雪テスト in 北海道
2025年03月28日

「パラボラアンテナの雪を融かせませんか?」
毎年冬の季節に入る前にこのようなお問い合わせをいただきます。
パラボラアンテナに雪が付着すると受信障害を引き起こし、テレビの画像が粗くなったり、大切な情報を受信できなくなってしまいます。
したがって降雪地域ではヒーター付アンテナが必須となります。
スリーハイではこれまで数多くのパラボラアンテナ用ヒーターを製作してきました。本当に雪が融けるのか?と疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
今回実際に北海道でテストを行ってきましたので、その様子をみなさまと共有したいと思います。
テストの地、夕張へ
テストを行った場所は北海道夕張郡です。
雪道の運転は横浜に住む我々にとっては勇気の要るものです。冬の北海道では絶対に車の運転はしないと心に決めていたのですが、今回がんばってチャレンジしてみました。
数日運転して雪道にもだいぶ慣れてきましたが、過信せず安全運転を心がけます。
融雪テスト準備
さて、パラボラアンテナの裏側、黒く見えている場所にヒーターが貼りついています。屋外設置のため、防水対策を施し、ヒーターはアンテナ裏側の仕切りに合わせたサイズを用意ました。全部で4枚使用します。
テストの条件と使用部材は下記の通り。
条件
- 場所:北海道夕張郡
- 環境:屋外
- 時期:2月~3月
- 気温:-5℃~-10℃
- 電源:AC100V
- ヒーター温度:40℃
使用部材
- ヒーター:シリコンサンドヒーター
- 温度調節器:monoOne+B
- 温度センサー:熱電対「TH-8181」
- 断熱材:クロロプレンスポンジゴム
パラボラアンテナ融雪テスト結果
以下はサーモグラフィの画像です。
ヒーターを貼り付けた部分だけきれいに温度が上がっているのがわかります。問題なくヒーターが稼働し、アンテナを温めています。
つづいてパラボラアンテナの表面の画像です。
T字を描くように雪が付着していないのがおわかりになるかと思います。このように雪が融けていれば電波の受信に問題ないそうです。
まとめ
今回の実験で、パラボラアンテナの融雪に弊社のヒーターが有効であることが確認できました。
スリーハイではアンテナのサイズに合わせて特注でヒーターを製作することができます。アンテナの裏側の形状、寸法がわかる資料もしくは実物をお借りできればお見積もりをさせていただきます。
ご連絡お待ちしております。