使う人のことを思ってつくると
いいモノができます。
大切なのは技術の高さだけじゃない。
叶 輝明
2010年入社(新卒)
モノづくり事業部
ISO管理責任者

叶 輝明

「自分の手を使ってモノをつくる人になりたい。」
難しい作業にやりがいを感じます。

新卒で入社して10年になる叶さん。大学では化学を専攻していましたが、「自分の手を使ってモノをつくる実感がある仕事がしたい。」と、スリーハイにやってきました。
「大きな機械ではなく、手作業のオーダーメイドってところが理想的でした。すぐに工場見学をして、雰囲気も良くて、ここだ!って、思いました。」
初めは本社工場でオーダー品を担当したり、現場へ赴いてヒーターを設置したり、大変なこともあったそう。「現場工事は大変でしたね。冷凍室の出入り口の結露防止用ヒーターとか、狭いところに設置しなくてはいけなかったり...」大変と話しながらもちょっと楽しそうな叶さんです。着々と経験を積み、現在は第2工場DENを任されています。

つくることだけじゃない難しさにも、
やりがいと楽しさを感じています。

第2工場のDENでは、主に大口の半導体向けリピート製品を製造。ISOの責任者として品質の維持に努め、作業はマダムたちと協力して行います。(スリーハイではパートさんたちのことをいつの頃からか"マダム"と呼んでいます。)
「一品もののオーダーメイドではないけれど、技術が必要な難易度の高いものがあるんです。そこにやりがいを感じています。それから数が多いので、マダムにお願いする作業分担の段取りを考えるのも楽しいですね。納期から逆算して、現場全体のことを考えながら、どう進めるかを決める。裁量を任せてもらえているからこそ、できることがあります。」

アットホームな町工場から、
社員一丸となったひとつの組織へ。

「以前からアットホームな良さはありましたが、今はまた別の居心地の良さを感じています。仲間を大事にしながらも、組織としてのメリハリがつきました。思えばきっかけは徳江さんの改革でしたね。」
と、ここでたまたま通りかかった徳江さんにも参加していただきました。入社以来、数々の仕組みをつくってきた徳江さんは、育児のため現在名古屋で在宅勤務基本で働いています。本日は月に一度の出社日です。「うちの社長はその人がその人であることを認めてくれているから、それぞれが個性を伸ばしていける、そこが居心地の良さなんだと思います。叶さんの個性はスリーハイの目指すところを体現してくれていますよね。」と徳江さん。図らずもお互いを褒めあってしまって、恥ずかしそうな二人です。

使う人のことを考えてつくると、
いいモノがつくれる。

「こどもまち探検」で広がった繋がりで、
人を思うことの大切さを実感。

スリーハイでは準工業地域で地元小学校と連携した「こどもまち探検」を長年に渡り実施しています。触れ合いを通して子どもたちに中小企業、町工場の技術を知ってもらうための活動です。
「初めてこどもまち探検をやると聞いたときは、戸惑いも感じましたが、実際にやってみると、人とのコミュニケーションの大切さがよくわかりました。地域の人の話を聞いたり、この時間を楽しんでほしいと思うようになったり、人を思う気持ちを持っていることが、モノづくりをより豊かなものにしてくれると実感しています。」
「いつか海外にも通用する技術力を身に付けたい。誰が見てもすごいと思われる芸術的技術って、何かそういう精神のようなものも入っていると思うんです。そんなハイテクを目指したいです。」

仕事を見える化する。
まずは「マニュアル」から始めます。

スリーハイには定年退職後も働いている高い技術を持った先輩職人さんがいます。
「すごい熟練の技術を持った方なんです。ただ高い技術というだけじゃない、その人柄には人生経験を積んだ厚みを感じます。そういう人としての厚みがモノづくりにも現れるのかもしれません。自分も教わることを自分の中で受け止めて、噛み砕いて、自分の中に消化できる人でありたいと思います。」
未来の目標を掲げたフューチャーセッションで叶さんは「仕事の見える化」をあげました。「業務の流れがわかる"マニュアル"があるのですが、文章ばかりでとにかくわかりづらいんです。これを改善するのが近い未来の目標です。」

自分だけの技術じゃなくて、みんなで同じ方向を
向いて動けるように、自分を高めたい。

私は「製品製作」の温度を上げていく。 製品製作

丁寧な仕事を心がけます。
また、作業の見える化をし、チームの協力体制を整えます。

モノづくり事業部
叶 輝明