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カメラやレンズが結露する!?さて、その理由とは・・・・

こんにちは。スリーハイの男澤です。すっかり春の陽気となりましたね!
さて、今回のお話は、カメラやレンズが結露する!?というお話です。
気温が急激に変化する場所で写真撮影をすると、レンズに結露を起こすことがあります。
みなさん、ご存知でしたか?
結露はあらかじめ対策をとっておかないと撮影に支障をきたすばかりか、カメラ本体にも悪影響を及ぼす原因となります。

そこで、撮影機器が結露する理由を解説しながら、その対策に役立つシリコン素材のヒーターについて紹介しますね!

なぜレンズは結露する?

結露は、大気中の水蒸気が水滴になって物体の表面に付着する現象です。
気温差が大きくなるときに起こりやすいです。 カメラのレンズで結露が起きやすいのは、冬場に屋外から暖房のきいた場所に入ったときです。
外気でレンズが冷えきったまま、エアコンのきいた屋内や車内に入ると、暖気中に含まれる水蒸気がレンズ表面に触れて水滴となって付着します。
寒い日に外から帰宅したとき、玄関でメガネが曇ってしまうのと同じですね。
日中が高温多湿な場所で夜まで撮影をしているときにも結露が起こります。
夜にかけて気温が急激に下がるとレンズが冷やされ、大気中の水蒸気がレンズ表面について結露することがあります。
また、早朝に霧が発生する場所で撮影をしているときにも注意が必要です。
時間とともに気温が上昇するとレンズと大気との間に温度差が生じ、霧による湿気を帯びた空気がレンズ表面で水滴となり結露を生じます。
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結露はカメラやレンズの寿命を縮める原因にも

なんといっても、結露の恐ろしいところは、カメラやレンズの内部にまで影響が及ぶことです。
さて、どんな影響でしょうか。
○レンズの結露は外部の表面だけではありません。内部の表面でも生じます。
○レンズの内部表面に水分が付着するとカビを発生する原因となります。
○カビが繁殖すれば撮影した写真にも反映します。
○レンズ内部は自分で分解清掃することはできません。修理清掃に出しても、カビは完全に除去できないこともあります。
○結露により内部の回路基板に水滴が付着すると回路の配線をショートさせてしまう場合があります。

レンズもカメラ本体も高額な機材です。結露で台無しにするわけにはいきませんよね。
ネイチャーフォトなど過酷な自然環境の中で撮影をする場合は、撮影機材の結露対策はしておきたいところです。

カメラの結露対策にはシリコンラバーヒーター、シリコンコードヒーター、シリコンベルトヒーターがおすすめ

カメラやレンズを結露から守るには、外気との温度差をできるだけ生じさせないようにすることです。
その方法として、暖房を施した室内に入る前や、外で気温が下がり始める前にヒーターを使ってカメラやレンズをあたためるのが得策です。
カメラ用の結露対策ヒーターとして、ファンヒーターやレンズガードなどさまざまなものがあります。
その中でもおすすめしたいのが、
シリコンラバーヒーター

当社のヒーターの特徴とは

当社のヒーターはシリコン素材を使用しています。その加工しやすさから機材の形状にあわせたヒーターを製作することができます。
たとえば、ドーム型広角カメラのような特殊カメラでも対応できます。
もちろん天体望遠鏡にも対応できます。
▽ 密着度が高く、熱ムラが少ない
シリコンヒーターは薄くて柔らかいため、複雑な形状の機材でもぴったりと密着させることができます。
機器に装着したときの隙間が少なく、部分的に温まってしまうといった熱ムラが発生しにくいのが長所です。
▽ 結露防止効果が高い
結露対策には、ヒーターを使わずにレンズガードや断熱材を用いる方法もあります。
しかし、気温差が大きく湿度の高い場所では十分に効果を発揮しません。
ヒーターは気温が下がりだしたときに熱で機材をあたためることで外気との温度差を小さく保てるため、結露防止に優れています。

まとめ

カメラやレンズが結露する!?についてお話してきましたがいかがでしたか?

今回のお話しのポイントは次の3つです。

  • カメラ、レンズ形状はまちまち。相談しながら選定しよう。
  • ヒーターを密着させることが大事です。シリコンなど柔らかな素材を選ぼう。
  • カメラ、レンズは高額です。大切に愛してあげましょう!

専門的なカメラについてははあまり詳しくお答えできない部分もありますが、少しでも皆さんのお役にたてれば嬉しいです。

そのかわり、ヒーターについては超プロ!ですので、ヒーターに関するご相談やお悩みは株式会社スリーハイまでお気軽にお問い合わせください!
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