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オリジナルデザインのマグカップ、ヒーターなしには作れません

こんにちは、スリーハイの男澤です。

家庭や職場で使っているマグカップにはキャラクターや文字、人気のロゴなど、かわいらしいデザインが印刷されていて、手に持つたびに目を引きます。

そのマグカップに描かれているデザインは実はヒーターなしに印刷できないのです。マグカップとヒーターにはどんなつながりがあるのでしょうか。

マグカップにデザインを印刷するとき生じる温度ムラは天敵

マグカップをはじめ、大量生産で作られる食器にデザインを印刷するには昇華転写という方法を用います。

手順は、原画となる図柄を印刷した転写紙をマグカップに貼り付けて昇温します。

すると、転写紙についているインクが気化してマグカップに付着します。

最後にインクが乾くのを待てば完成です。

昇華転写で気をつけたいのが、インクを気化させるときに印刷面に温度にムラがあると、図柄が滲んでしまう点です。

特に、マグカップは円筒の側面に転写するため転写熱が一様にかからず、温度ムラができやすいのです。

意外に難しいんですよ~!

ヒーターであたためて転写面の温度を均一に

温度ムラが生じないようにするには、マグカップをあたためておいて転写面の温度分布をできるだけ均一に保つようにします。

そのために使われるのが、予熱用のヒーターです。

マグカップの予熱に適しているのが、シリコン素材でできた平板状のヒーターです。

シリコンは柔軟性があるため曲げることができます。円筒型のマグカップであれば側面につけやすく、一様に熱をかけることができるというわけです。

予熱に適した平板状ヒーターとして、シリコンラバーヒーターがあります。

シリコンラバーヒーターは、マグカップの大きさに合わせて加工できるのが利点です。

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グッズやお土産用のマグカップであれば大きさの規格が決まっています。

そのため予熱用シリコンラバーヒーターも作りやすく、大量の注文にも対応することができます。

最近は、プレゼントの景品や町おこしなどPR活動のグッズとして、オリジナルデザインのマグカップを作る需要が増えています。

印刷業を営む企業にとって、マグカップへの印刷はこれまでのノウハウを生かした新規事業の候補となり得ます。

事業として検討の際は、予熱用のヒーターについて弊社までぜひお問い合わせください!

お待ちしております!

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