製品の特徴
概要
形状に関係なく1つから製作いたします。
アルミ箔ヒーターは、金属ヒーターにはない、フレキシブルな面状発熱体です。
高寿命、自由に設計できることから、各産業分野で多く使われております。
シリコンラバーヒーターに比べ、より柔軟性があります。
コストダウンを検討されている方にはおすすめします。
特徴
- 面状発熱体
- 防滴を意識したアルミ箔仕上げ
- 自由な形状で設計できます
- 円、異形、穴あり加工できます
- 優れた熱応答性
- 約3mmという薄さ
- ヒーターなのに柔らかな素材
- 色は、銀色です
ご注意
- ヒーターを大気中で空焼きしないでください。発火等の恐れがあります。ヒーター取付け面に対して浮いている場合も同様です。
- ヒーターを金属板と被加熱物で挟みこむ際は、リード線及びリード線押さえシ ートが金属板に接触しないようにしてください。
- 蒸気、水中、腐食性ガス等の雰囲気中では使用できません。
- 定格電圧(V)以上での使用はしないでください。
- ヒーターを被加熱物から外す際は必ず電源を切ってください。また、電源を切った後のヒーターには、すぐに触れないでください。
- 被加熱物とヒーター間のすき間が大きいと異常昇温します。ヒーター固定には十分注意が必要です。
- シリコン系製品は、高温加熱時に煙・においが出ることがございます。これは、シリコン内の「不純物」や「シロキサンガス」と呼ばれるシリコン特有の現象です。
加熱処理(ベーキング処理)も承りますので、ご希望の方はご一報ください。(※加熱処理には別途料金・追加納期が発生致します。)
※加熱処理(ベーキング処理):ここでは一定時間、高温による加熱処理を加えることで、製品内の煙をある程度放出させることを指します。これにより煙が出ることはなくなりますが、100%シロキサンガスがなくなることを保証するものではございません。予めご了承ください。 - 記載の内容は予告なく変更することがあります。
製品の仕様
電気特性 |
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製作寸法 | 15×50mm~450×1000mm | ||||
耐熱温度 | 120℃ | ||||
標準電力密度 | 0.15W/cm2 | ||||
取付方法 | 耐熱120℃両面テープ付 | ||||
温度制御 |
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空気中における表面温度 |
よくあるご質問
可能です。
200V以上でも数Vにも対応しております。設計できるかどうか判定する必要がございますので、お問い合わせください。
可能です。
多くのお客様は1点からのご検討です。もちろん量産にも対応しております。
可能です。
配管径や配管長、目的(凍結防止、加熱)により最適なヒーター、断熱材をご提案しております。詳細はお問い合わせください。
ヒーターの上(外側)から断熱材を取り付けようと考えています。何か注意することはありますか?
断熱材を取り付けたい場合、放熱を防ぐため一定の断熱効果はありますが、ヒーター表面温度が上昇することになり、ヒーター耐熱温度を超える可能性があります。必ず過昇温防止装置や温度調節器(温度コントローラ)などを使用して適切な温度管理を行ってください。
もっとも多いのはシリコン被覆電線です。他、フッ素樹脂被覆電線がございます。
アルミ箔ヒーターはどのくらいの時間(スピード)で温かくなりますか?
ヒーターには電力密度(ワット密度)という考え方があります。単位面積(cm2)あたり何Wいれるかによって異なります。
例えば、100V 50W 100mm x 100mmのワット密度は、0.5W/cm2となります。
詳細はアルミ箔ヒーターのグラフをご覧ください。
電圧が不安定な環境でヒーターを使用することは可能でしょうか?
ヒーターの電圧、容量、変動幅にもよりますが問題ない場合もございますので、お問い合せください。
まず被加熱物の状態を確認してください。
異常であれば使用を中止してください。
問題がないようであればヒーターに含有されている不純物が燃焼されたため起こったものです。不純物がなくなれば匂いはなくなります。
お客様の環境、使用状況、またヒーターの設計によって大きく異なります。ですので一概には申し上げられませんが、長くお使いいただくためのアドバイスはさせていただいております。詳細はお問い合わせください。
アルミ箔ヒーターに表、裏はありますか?また同じように発熱しますか?
両面とも同じ発熱をします。
ご指定がなければ、被覆はシリコンゴム線となります。芯線材質はニッケル線(Ni線)もしくはニッケルめっき線(NA線)です。
ULタイプをご希望の場合、 ニッケルメッキ線(NA線)となります。現在、順次ニッケルメッキ線に切り替えております。
温度調節器(温度コントローラ)としてはどんなものをおすすめしていますか?
大きく分けて、アナログ式(ラフな温度管理向き)、デジタル式(精度の高い温度管理向き)がございます。弊社では、低価格デジタル式「monoOne®+B」、「monoOne®-120/T」(モノワン®)をお勧めしております。
必要です。弊社ヒーターは自己温度制御するヒーターではございませんので、温度コントローラ(温度調節器)monoOne®/+B/-120/200シリーズと温度センサーを使用し、安全にご使用ください。
温度ヒューズ、バイメタルサーモスタットがございます。またデジタル温度調節器「monoOne®-120」(モノワン®)には、パラメータ設定で過昇温防止することができます。詳細はお問い合わせください。
カスタマーデータとしては残っておりますが、通常はつけておりません。ご希望の場合、注文時にご依頼ください。
購入したのですが、ヒーターが長すぎました。切ったり穴を開けたりしてもいいですか?
絶対におこなわないでください 切ったり穴を開けたりした場合、断線などで使用ができなくなります。
お問い合わせください。 修理可能かどうか状況の確認をいたします。
使用できません。水中では絶対に使用しないでください漏電等事故につながります。
自由に変えられます。ご注文時にご指示ください。但し、電圧、ワット数によっては、製作できない場合もあります。
また、お客様ご自身でのカッター、ハサミなどの加工は断線の可能性がありますのでできません。
市場価格を日々調査しております。お客様に少しでもお安くお届けできるよう心がけております。
通常は1~2週間いただいております。在庫品もございますのでお問合せください。
納品日より1年間とさせていただいております。但し、弊社の責任でない場合、その限りではありません。
高温環境下にて電線が絡んだ状態で使用すると、内部で熱がこもり、異常発熱を起こす可能性がございます。被覆や内部の電線が溶け出す等、火災や事故につながりますので、ご使用の際はお気をつけください。(画像は被覆の溶けたリード線一例です。)
ご使用できかねます。
真空環境向けに製造されておりませんのでご注意ください。
※真空チャンバーの外部に接続されている配管や容器の加熱・保温でしたら可能な場合がございます。ご相談ください。
※配管・真空チャンバー用加熱・保温ヒーター
カタログ記載の「半受注製作品」の納期幅が広いのはなぜですか?
1点ずつのハンドメイド製作品の為、種類や本数、時期によって納期に幅がございます。
カタログ上には、半受注製作品全てにおける標準納期を記載しているため、納期の短いもの長いものが混在し納期の幅が広くなっております。
現在の納期を知りたい方はお問い合わせください。