食品用ホッパーの歩留まりをヒーターで解決

食品用ホッパーで原料が詰まってしまう...。 この問題、実は多くの現場でお悩みの声をいただきます。特に、液体や油脂など、温めることで粘度が下がる原料を扱っている工場では、「とりあえずお湯をかけて何とかしてるよ」というお話をよく伺います。

ただその方法、実際にやってみると分かりますが、意外と大変ですよね。お湯を扱う作業は、やけどの危険もある上に、終わったあとの掃除が面倒だったり、毎回の手間が多く大変だと感じてはいませんか。

そこでご紹介したいのが、シリコンラバーヒーターを使った解決策です。
ホッパー全体を包むように加温することで、原料がしっかり流れてくれるようになり、歩留まりも解消できます。つまり、ムダが減って、生産効率が改善します。

実際に導入いただいたお客様からは、安全性が高くなって、作業が楽になる上に、結果として生産性もアップしたというお声もいただきました。

食品製造の現場で「詰まり」にお困りの方、ぜひ一度この方法、知っていただきたいです。

食品用ホッパーの歩留まり問題を、シリコンラバーヒーターでスッキリ解決！

「ホッパーの中で原料がくっついて、思うように流れてくれない...」
そんなお悩み、食品工場の現場では珍しくありませんよね。特に粘度の高い食材や湿り気を含んだ原料などは、ホッパーの壁にべったり張りついてしまって、うまく排出されずに残ってしまうことがありますよね。

この"歩留まり"の問題は、工場の生産効率を落とすだけじゃなく、無駄な原料が出ることで、年間ベースではかなりの損失につながっているとも言われています。品質にも影響しますし、経営的にも見逃せない課題として捉えられている企業さまも多くいらっしゃいます。

「お湯をかける」という苦肉の策。でも...

多くの現場では、ホッパーにお湯をかけて温め、なんとか原料を流そうと頑張っているのが現状です。
ですが――この方法、実際やってみると、結構リスクも手間も多くありますよね。

• お湯を扱うので、やけどの危険が常につきまとう
• ガスや電気代など、エネルギーコストがかさむ
• 床が水浸しになって、後片付けが大変
• 食品を扱う現場だからこそ、衛生面でも気になる

「一時的には効くけど、根本的な解決にならない」
そんな声を多く耳にしてきました。

シリコンラバーヒーターの導入とその効果

私たちが提供したのは、ホッパーの外面にぴったりフィットするオーダーメイドのシリコンラバーヒーターです。
このヒーターを取り付けることで、ホッパー全体をムラなく温め、原料がスムーズに流れるようになります。

• 厚さわずか1.5mmの極薄設計で、スペースを取らない
• ホッパーの形状に合わせて自由設計可能（円錐形でも角型でもOK）
• 均一な加温と優れた熱応答性でムダなく加熱
• 連続使用200℃にも耐える高い耐久性で、長寿命

実際に導入いただいた工場では、「もっと早く知っていればよかった！」と嬉しい声もいただいています。

ヒーター導入後の作業効率と安全性の向上

ホッパー用ヒーターの導入後、以下のような改善が見られました。

つまり、「作業がラクになる」「安全になる」「生産効率が上がる」――とても良いこと尽くしで喜ばれました。

シリコンラバーヒーターの特徴と利点

食品用ホッパーの歩留まりを解消するために選ぶヒーターとしては、シリコンラバーヒーターは数ある選択肢の一つです。
まずはシリコンラバーヒーターの特徴をご説明します。

柔らかくて、しなやか。自由自在にフィット！

まず特徴的なのは、薄さ1.5mmという超スリムな構造。
このヒーター、シリコンゴムにガラスクロスを組み合わせた素材でできていて、とにかく柔らかいのが特徴です。

そのおかげで、金属ヒーターでは難しかった場所にもピタッと貼り付けが可能で、ホッパーの曲面や角、さらには変わった形状にもぴったりフィットします。

カスタマイズはおまかせ！複雑形状にも対応

「うちのホッパー、特殊な形で...」
そんな声もよく聞きますが、ご安心ください。
円形、異形、穴あき、曲面（R加工）など、複雑な形でもスリーハイならオーダーメイドで対応可能です。

つまり、「この形だからムリかも...」という不安は不要です。
現場に合わせた設計ができるのが、弊社の大きな強みです。

しかも、熱伝導もバッチリ。ヒーターがぴったりフィットすることで、ムラのない効率的な加温が可能になります。お湯をかけていた頃とは比べ物にならないくらい、安全かつスマートに解決できるんですよ。

スリーハイでは、複雑な形状の設置個所でも、形に合わせてオーダーメイドで1点より製作しています。もちろん、現場へ採寸にも伺います。

スピーディに温まって、しかも長持ち！

シリコンラバーヒーターは、熱の立ち上がりが早くてムダがないのも魅力です。

「加熱したい時に、すぐ温まってくれる」
忙しい現場では、待ち時間が少ないことも重要です。
しかも、連続200℃の使用にも耐えられるタフな設計なので、長く安心して使っていただけます。

つまり、導入後もずっと安定稼働。修理や交換の手間が減り、ランニングコストも抑えられます。
現場のメンテナンス担当の方からも高評価をいただいています。

実は、いろんな業界で使われています！

シリコンラバーヒーターは、食品ホッパーに限らず、さまざまな産業の現場でも活躍中です。
例えば、化学プラントでの反応槽の加熱や、製薬業界での温度管理など、幅広い用途に対応可能です。この汎用性の高さが、シリコンラバーヒーターの魅力であります。

コスト重視ならアルミ箔ヒーターも

シリコンラバーヒーターだけでなく、アルミ箔ヒーターでも、食品用ホッパーの歩留まり問題を解決することが出来ます。
シリコンラバーヒーターよりも軽くて安価、大きな熱量をお求めでない場合は、アルミ箔ヒーターも候補になります。

カスタム自由で、既存設備にもピタッと

アルミ箔ヒーターは、形状自由に設計できるのが大きな強み。
円形、穴あき、変形タイプなど、お客様のホッパーの形状に合わせてピッタリフィットする設計が可能です。

取り付けもカンタン！

アルミ箔ヒーターには両面テープが標準装備。面倒な加工や工具は不要で、現場でそのまま貼り付けるだけ。
これだけで「導入のハードルがグッと下がった」と、多くのお客様に喜ばれています。

デメリットとしては、アルミ箔ヒーターは熱量があまり大きくないため、高温での加熱をお求めの場合は、アルミ箔ヒーターではパワー不足となります。求める温度帯によっては、選択肢から外れることもあります。

防水も求めるならテクヒーターがおすすめ

「うちは洗浄が多いから、水に強いヒーターじゃないと...」 ヒーターに水は禁物。ですが、そんな方におすすめなのが、防水タイプのテクヒーターです。

防水・耐熱・耐寒...オールラウンド対応！

テクヒーターは、防水仕様かつ高い耐久性が魅力。耐熱・耐寒・耐水・耐スチーム・耐候性...と、あらゆる環境にしっかり対応できるタフなヒーターです。
高温多湿な製造ラインや、洗浄作業が頻繁な現場でも、安心して長くお使いいただけます。

工具いらず！誰でも取り付けカンタン

ベルト型なので、誰でも簡単に巻きつけて設置可能。柔らかくてよく曲がるため、配管やポンプなど曲面の多い場所でもしっかりフィットします。
「扱いやすい！」と現場の皆さんからも好評です。

自己制御機能で過熱リスクゼロ

テクヒーターには、温度を自動でコントロールする"自己制御機能"がついています。
周囲の温度に応じて、ヒーターが自ら発熱量を調整してくれるため、 「熱くなりすぎて焦げた」「焼き切れた」といったトラブルの心配がありません。また、重ね巻きができるのもテクヒーターの特徴です。

長さも自由自在！使いたい場所にぴったり合わせられる

テクヒーターは、最長50mまで製作可能。さらに、必要に応じて任意の長さでカットもOK（※専用キット＆有資格者が必要）。

「ここに巻きたい」「この長さがちょうどいい」といった現場の細かい要望にも柔軟に対応できます。

テクヒーターはホッパー以外にも大活躍！

テクヒーターは、ホッパーの保温・加温だけでなく、工場全体の熱対策にも大いに役立ちます。

取り付け可能な場所も幅広く、配管・バルブ・ポンプ・チューブなど様々な箇所に対応できるのもテクヒーターの強みです。

テクヒーターのデメリットは...

テクヒーターは発熱温度帯がある程度決まっています。
60℃・90℃・120℃が目安となるため、それ以外の温度帯をお求めの場合は、シリコンラバーヒーター等、オーダーメイドで製作することをおすすめしています。

まとめ

「ウチに合うのはどれだろう？」と思われた方、ぜひ一度ご相談ください。
現場の環境やご要望をしっかり伺い、最適な加熱ソリューションをご提案いたします。
お客様と一緒に、「もっと良くなる現場づくり」を目指してまいります！