ヒーターブログ

  • 事例紹介

楽器製作の予熱工程を変えたシリコーンラバーヒーター導入事例

ウクレレやギターなどの楽器製作では、木材の予熱・加熱工程が仕上がりを左右します。 今回ご相談いただいた有限会社ミタケ総業様は、森林資源の管理・木材加工を核に、ウクレレやギターなど木製楽器の製作にも取り組まれている企業様です。従来は市販のアイロン式ヒーターや汎用ヒーターを使って木材の予熱・加熱を行っていましたが、以下のような課題を抱えておられました。

  • インターネット販売の一般的なヒーターでは温まりが遅く、200℃到達までに時間がかかる
  • 楽器のボディ形状にフィットせず、予熱ムラが発生
  • アイロン式ヒーターは高温部に直接触れて火傷などのリスクがある

「楽器製作での予熱」を行う工程で、時間・安全・品質がボトルネックになっていたのです。

課題の本質は「出力」ではなく課題に合った「設計」

ご相談を受け、単に「強いヒーターを使えばいい」と考えませんでした。 課題を解決するために重要視したのは次の3点です。

  • 楽器のサイズ・形状に合わせたヒーターが製作できるか
  • 木材の予熱に必要な温度帯と出力はどの程度か
  • 現場で安全かつ直感的に使えるか

楽器製作の予熱は、高温で一気に加熱すればよい工程ではありません。 木材の特性を理解したうえで、「柔軟性があり、十分な熱を均一に安定して伝える」ことが重要でした。

提案内容:[特注品]シリコーンラバーヒーター

ミタケ総業様に、ご利用環境や求める温度帯や昇温速度をお伺いし、今回ご提案したのは、以下の構成です。

使用温度を200℃と想定されていたため、耐熱性に優れたHTタイプのラバーヒーターをご提案しました。スリーハイのシリコーンラバーヒーター素材は主に耐熱200℃のSRタイプです。今回は使用温度が200℃なので、SRタイプでは耐熱性に不安があり、連続使用温度で260度まで可能なHTタイプをご提案しました。K熱電対も付け、温度コントローラーとセットでご利用いただけるようご提案しました。 楽器の形状にあわせたヒーター製作も、柔軟性が高いシリコーンラバーヒーターであれば適えられます。加えて、シリコーンラバーヒーターは以下の点もメリットだと考えました。

  • 設置・取り外しが容易
  • 安全性が高い
  • 柔軟性がある

温度コントローラーを併用していただくことにより、現在の温度が分かるようになる上、保ちたい温度帯への制御も簡単に行えるようになり、利便性も感じていただけたと思います。

導入後の成果:予熱時間・安全性・作業性が同時に改善

実際に導入いただいた後、活用されている様子の画像をご覧ください。

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治具にあわせてヒーターを設置します

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木材を治具にあわせて温めながら徐々に曲げていきます

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治具に沿ってヒーターも木材も曲がりました

ミタケ総業様からは以下の声をいただいています。

「温度上昇が思っていた以上に早く、形状も理想的なサイズでとても満足しています」

「アイロン製ヒーターと比べ、シリコーンラバーヒーターが柔らかく、使い勝手がよい。治具環境が整えば、さらに効率的に製作できそうです」

「温度が目に見えて分かるので、火傷の心配が減りました」

楽器製作における予熱工程が、 "不安な作業"から"再現性のある工程"へ変わったことが大きな成果です。導入後に改善効果を実感していただけて、何よりでした。

同様の課題を抱える企業様へ

今回の事例は、楽器製作に限った話ではありません。

  • 製品サイズに合うヒーターが見つからない
  • 木材や素材に適した予熱条件が分からない
  • 安全性と作業効率を同時に改善したい

こうした課題に対し、スリーハイでは

  • 単品・特注サイズから対応可能
  • 材質に合わせた出力設計
  • ヒーター+温調器+センサーを一括提案

という形で、現場に即した解決策を提供しています。お客様の設置個所にあわせて、オーダーメイドで作成するのがスリーハイの強みであり得意とするところです。複雑な形状でもご相談があればお伺いして、一緒に解決策を模索いたします。

楽器製作の予熱ヒーターは「専用品」で変えられます

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楽器製作の予熱工程は、「何となく温める」から「設計された加熱」へ移行することで、品質・安全・生産性が大きく変わります。市販品で限界を感じている場合こそ、用途に合わせたヒーター設計が有効です。

スリーハイでは、楽器製作をはじめとした木材加工現場の課題に対し、ヒーターの設計段階から伴走します。

予熱でお悩みの方は、状況から一度ご相談ください。すぐに現場へ伺わせていただきます。


■記事作成にご協力いただきありがとうございました。

有限会社ミタケ総業様

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