ヒーターブログ

  • ヒーターの知識

部分加熱の方法とは?産業用ヒーターで温度ムラをなくし歩留まりを改善

エネルギーコストと品質の両立を迫られる製造現場では、加熱プロセスの標準化と効率向上が重要課題です。この記事では食品工場のラインにおけるヒーター活用術を整理し、温度ムラゼロと歩留まり向上へ直結させるポイントを解説します。

部分加熱とは?必要な部分だけを狙って加熱する技術

部分加熱は製品や装置の特定箇所に熱を集中させることで、エネルギー損失を抑えながら品質とサイクルタイムを最適化する手法です。高精度な温度制御と設置自由度の高さを両立させた電気ヒーターは、デリケートな食品ラインから高温を要する金属加工まで幅広く活用されています。

配管・タンク用ヒーター、面状にフィットするシリコンラバーヒーター、スポットを狙うセラミックヒーターなど、形状や用途に応じた選択肢が豊富に揃っています。これにより結露・歩留まりなどの課題を解決できます。

なぜ温度ムラは起きるのか?部分加熱の課題とその原因

温度ムラが残ると焼成不足や過加熱が発生し、歩留まりが直ちに低下します。主な要因は加熱対象物の熱物性、加熱ツールの選定、周辺環境の三つで、これらの不整合がロスを生みます。

加熱対象物の特性による影響

材質の熱伝導率・比熱・含水率、形状の凹凸や層構造が温度勾配を左右します。対象物の素材や使用条件を事前にヒアリングし、適正なヒーター容量と取付位置を決定することが重要です。3Dスキャナを活用した計測で、取付位置をより精密に決定する手法も普及してきています。スリーハイでも3Dスキャナの計測対応が可能です。

環境(温度・湿度)による影響

冬場の放熱や夏場の過加熱を踏まえたPID制御が必須です。温度センサーと温度コントローラーをセットで導入し、ライン全体の環境変動に合わせた自動補正を実装することで、季節を問わず安定した加熱を実現できます。

食品工場におけるスリーハイのヒーターによる部分加熱の方法

後付けしやすく、既存設備の大改造を伴わない「電気ヒーター型」部分加熱が注目されています。一部分だけの加熱になるので、導入コストも比較的抑えられます。特に採用率の高い4タイプをご紹介します。

シリコーンラバーヒーター

薄膜・柔軟性に優れ、タンク壁や曲面にも密着します。粘性液の保温やドラム缶温調、複雑な形状の配管・タンクへの導入実績があります。あらかじめ温度センサーを取り付けることもできるので、温度コントローラーと接続すれば制御性と安全性を両立します。

アルミ箔ヒーター

ドレンバンの保温で底面に貼り付けて使用という実績があります。熱伝導率の高いアルミ箔が広い面を効率的に温めます。

ベルトヒーター・コードヒーター・リボンヒーター

配管に巻き付けたり、沿わせたりして任意の場所に設置します。配管の歩留まりにも有効です。また、天井に這わせた配管の結露対策としても導入実績があります。リボンヒーターはクリーンルーム用の製品もあり、食品工場でもご利用いただけます。

マントルヒーター

配管やバルブまど複雑な形状にフィットさせることができるヒーターです。保温素材でできているので、効率的に対象物を加熱することができます。クリーンルームにも対応可能です。

いずれも電源さえあれば既存ラインに実装でき、燃焼系熱源のような排ガス処理が不要です。
※ヒーターは、温度センサー・温度コントローラーでセットでご使用ください。

まとめ:ヒーター部分加熱をうまく使い品質と生産性を同時に高めましょう

部分加熱の鍵は"必要な場所に、必要なだけ、安定して熱を与える"こと。スリーハイの豊富なヒーターラインアップと制御ノウハウが、温度ムラ解消を支援いたします。まずはお困りごとをお知らせください。

製品のご紹介

ページトップ