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寒冷地工場のラベルプリンター印字不良をゼロへ アルミ箔ヒーター導入事例

皆さま、こんにちは!スリーハイ営業担当の勝又です。
今回は、低温によるラベルプリンターの動作不良を解決したアルミ箔ヒーターの導入事例をご紹介します。

冬の厳しい工場で、ラベルプリンターが示す「SOS」

お客様の工場では、毎年冬になると頭を抱える問題がありました。それは、大切な製品情報を印字する「ラベルプリンターの印字不良」です。工場現場は、外気温とほぼ同じ環境となりプリンターのインクが粘度を増し、印字がかすれてしまうという問題でした。

「なんとか、この冬の悩みを解決できないか...」

そんな切実な思いを抱えたお客様から、私たちにご相談をいただきました。印字不良をなくすだけでなく、働く方の負担を軽くし、生産性を高め、そして何より安全な方法をご提案できるよう考えました。

現場の声に耳を傾けて見えた、真の課題

ご相談を受け、まずはお打ち合わせをしながら状況をヒアリング。お客様の課題は以下でした。

  • 低温による印字不良:インクが固まり、プリンターの部品も動きが悪くなる。特に12月から2月は最悪の状況に。

この問題が引き起こすのは、単なる印字の乱れではありません。品質管理への影響、生産効率の低下、不良品コストの増加...。そして何よりも、毎日プリンターと格闘する、現場の皆さんの肉体的・精神的なストレスを感じました。

「この状況を、なんとかしたい!」私たちもお客様と同じ思いを強くしました。

お客様との二人三脚で挑んだ解決策

プリンターは内部にヒーターを入れられるようなスペースはありません。また、精密機械なので、簡単に内部をいじるわけにはいきません。そこで、「外側から覆って温めるジャケット型ヒーター」を考えて図案を提示したところ、お客様からは「生産中にプリンターを使いたいから、側面から温めたい」という、さらに具体的なご要望があがりました。

安全性、見た目の美しさ、そして使い勝手。色々なことを考慮した結果、私たちが導き出した答えは、少しユニークなものでした。

「汎用品の金属製ブックスタンドにヒーターを貼り付け、その上からカバーを被せる」

このアイデアのポイントは、

  • プリンター本体への影響を最小限に:ヒーターをスタンドに設置することで、プリンターを直接加工することなく温められる。
  • 安全性の確保:保護カバーでヒーターを覆うことで、万が一の作業員の方の火傷を防ぐ。
  • 効率的な加熱:プリンター側面にぴったりと寄り添わせることで、熱が効率よく伝わるように工夫しました。

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プリンタ側面に設置した特製ヒーター

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温度コントローラーを設置し安定稼働へ

「本当に温まるの?」お客様の不安に寄り添う「デモ機トライアル」

しかし、新しいアプローチに、「本当に効果があるのか?」「プリンターがちゃんと温まるのか?」といった不安が私たちにもありました。
そこで私たちは、まず「デモ機として、アルミ箔ヒーターと温調器をお貸し出しし、お客様ご自身で効果を試していただく」ことをご提案しました。実際に使っていただくことで、印字不良が改善かを検証していただく。トライアルでお互いの不安を解消することをまずはステップとして挟みました。

さらに、工場稼働時間に合わせて自動で動かしたいというご要望には、汎用性の高い「ウィークリータイマー」をご紹介。お客様に最適な選択肢をご提案することで、コスト削減と運用しやすさの両立を目指しました。

こうして、お客様の現場の状況を確認しながら、技術的な制約、具体的な要望、安全への配慮、コスト、そして日々の運用まで、多角的な視点から課題を分析し、デモ機による検証も重ねながら、お客様にとって最高のソリューションを共に創り上げることができたのです。

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ウィークリータイマーはお客様にてご購入いただきました

人を「温める」ソリューション:導入後の嬉しい変化

ヒーターシステムが導入されてから、お客様から届いたのは、本当に嬉しいご報告でした。

長年冬場の製造現場を悩ませてきた印字不良は、なんと「ゼロ」に!

そして、印字不良の解消と同じくらい、いや、それ以上にお客様が喜んでくださったのは、温かい部屋にプリンターを移動させるという作業がなくなった「作業者の皆さんの負担が劇的に軽くなったこと」でした。実は週末にはプリンターをエアコンのある部屋へ運搬し、温めておくことで朝一の生産に対応していたそうです。今回のヒーター導入でその運搬作業がなくなり、作業者の負担が減ったと嬉しいお声をいただきました。

単に「印字不良をなくす」という技術的な課題解決に留まらず、現場で働く人々の「毎日をより良くしたい」という思いに寄り添い、その「負担を軽減する」という点で、本当に良いご提案ができたと、私たちも心から嬉しく思っています。

貴社の「困った」も、私たちに聞かせてください

今回の事例は、特定の業界や課題に限ったものではありません。多くの製造業が抱える「冬場のトラブル」や「作業環境の改善」といった共通の課題に、きっとお役立ていただけるはずです。

スリーハイは「既存の設備を活かし、大きなコストをかけずに課題を解決する」ことを得意としています。お客様の現場の声をじっくりと聞き、デモ機での検証も踏まえながら、最適なソリューションを共に創り上げていく。これこそが、私たちの最大の強みです。

もし、貴社が同様の課題、例えば「冬になると特定の機器の調子が悪い」「低温環境が生産性に影響を及ぼしている」「作業者の負担が大きく、何とか改善したい」といったお悩みをお抱えであれば、ぜひ一度、私たちにご相談ください。
全力でサポートさせていただきます。

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