- ヒーターの知識
3種類のリボンヒーターの使い方と注意をご紹介!
2017年08月25日
斎藤 恭子
こんにちは、スリーハイの斎藤です。
弊社でも人気のあるヒーターの一つが「リボンヒーター」です。
ヒーターについて詳しく無い方はきっと「リボンヒーターって何?リボンなの?」と思われるかと思いますが、リボンのように柔らかいヒーターなので複雑な配管やポンプにも簡単に巻きつけられて過熱・保温ができる優れものです。
今回はそんなわかりやすいネーミングの「リボンヒーター」の使い方と取扱について、ご紹介したいと思います!
スリーハイの取扱っているリボンヒーターは、3種類ありますが、大きな違いは、クロスの素材です。
クロスの素材によりそれぞれ耐熱の温度が変わってきます。
シリカガラスは別名「石英ガラス」とも呼ばれ透明度が高く熱に強いのが特長なんです。
ガラスクロスはガラスの繊維から作った織布でシリカガラスには劣るものの耐熱性に優れています。
リボンヒーター(テープヒーター)ガラスクロスはこちらから
このPTFEファイバークロスは、摩耗や飛散が非常に少ない素材となっておりますので、クリーンルームでもお使いいただける仕様となっております。
リボンヒーター(テープヒーター)PTFE(クリーンルーム用)はこちらから
以上、700℃のシリカガラスクロス、400℃のガラスクロス、クリーンルーム用の260℃タのファイバークロスタイプの3種類があります。
サイズも様々で、最小20mm幅x1000mm長~最大100mm幅x5000mm長まで製作可能です。
このように使う環境や使用温度で使い分けていただくのですが、実際ヒーターは下記グラフのように温度が上がっていきます。こちらは、表面温度を表したグラフです。
その際、被加熱物との間に隙間ができますとヒーターが異常加熱し故障の原因となりますので、完全に密着させるのがコツです。
反対側にも"ひも"がついていますので、しっかりと結んで留めます。被加熱物と密着させるためには、外側から断熱材を巻いて留めたり、耐熱素材のテープ等で留めたりした方がより効果的に密着できますのでオススメいたします。
※注意:クリーンルーム用リボンヒーターには、"ひも"は付いておりません。
(写真)リボンヒーター(ガラスタイプ)
他にも飲料メーカーさんの工場では、中の液体を温めるために配管にクルクルと巻きつけたり、半導体業界でも工業用ガスタンクにリボンヒーターが使われたりしているんですよ。
ヒーターを巻きつける際、ヒーターが重ならないようにしてください。異常加熱の原因となります。
また、よくある質問ですが本製品は防爆構造・防水構造ではございません。
断熱材も一緒に使う場合は、ヒーターの表面温度が上昇し危険ですので、必ず温度調節器等で温度管理を行ってください。
ヒーターにも色々な種類があります。スリーハイではいくつか通常在庫製品を取り揃えております。お急ぎの方は是非お問い合わせください。
リボンヒーター(テープヒーター)ガラスクロスはこちらから
リボンヒーター(テープヒーター)PTFE(クリーンルーム用)はこちらから
弊社でも人気のあるヒーターの一つが「リボンヒーター」です。
ヒーターについて詳しく無い方はきっと「リボンヒーターって何?リボンなの?」と思われるかと思いますが、リボンのように柔らかいヒーターなので複雑な配管やポンプにも簡単に巻きつけられて過熱・保温ができる優れものです。
今回はそんなわかりやすいネーミングの「リボンヒーター」の使い方と取扱について、ご紹介したいと思います!
スリーハイで扱っている3種類のリボンヒーターについて
リボンのような帯状のクロスのなかに発熱線が縫い込まれているリボンヒーター。スリーハイの取扱っているリボンヒーターは、3種類ありますが、大きな違いは、クロスの素材です。
クロスの素材によりそれぞれ耐熱の温度が変わってきます。
シリカガラスクロス
耐熱温度が一番高い700℃タイプはシリカガラスクロスでできています。シリカガラスは別名「石英ガラス」とも呼ばれ透明度が高く熱に強いのが特長なんです。
ガラスクロス
次に耐熱温度が高い400℃タイプ、ガラスクロスで出来ています。ガラスクロスはガラスの繊維から作った織布でシリカガラスには劣るものの耐熱性に優れています。
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ファイバークロス
そして、3つ目が耐熱温度260℃のクリーンルーム用PTFEファイバークロスの物。このPTFEファイバークロスは、摩耗や飛散が非常に少ない素材となっておりますので、クリーンルームでもお使いいただける仕様となっております。
リボンヒーター(テープヒーター)PTFE(クリーンルーム用)はこちらから
以上、700℃のシリカガラスクロス、400℃のガラスクロス、クリーンルーム用の260℃タのファイバークロスタイプの3種類があります。
サイズも様々で、最小20mm幅x1000mm長~最大100mm幅x5000mm長まで製作可能です。
このように使う環境や使用温度で使い分けていただくのですが、実際ヒーターは下記グラフのように温度が上がっていきます。こちらは、表面温度を表したグラフです。
「リボンヒーターってどうやって着けるの?接着剤はついているの?」
リボンヒーターの取り付け方は、シンプルです。ヒーターの両端に"ひも"がついているので、その紐でまず片方を結びつけ、クルクルと巻きつけていきます。ひもとは意外とアナログですよね。その際、被加熱物との間に隙間ができますとヒーターが異常加熱し故障の原因となりますので、完全に密着させるのがコツです。
反対側にも"ひも"がついていますので、しっかりと結んで留めます。被加熱物と密着させるためには、外側から断熱材を巻いて留めたり、耐熱素材のテープ等で留めたりした方がより効果的に密着できますのでオススメいたします。
※注意:クリーンルーム用リボンヒーターには、"ひも"は付いておりません。
(写真)リボンヒーター(ガラスタイプ)
リボンヒーターの具体的な使用例を紹介!
配管
配管は複雑に入れ込んでいるものも多いですが、リボンヒーターなら、下記の画像のようにしっかり温められます。こちらはリボンヒーターを温度調節器monoone+(モノワンプラス)で温調しています。他にも飲料メーカーさんの工場では、中の液体を温めるために配管にクルクルと巻きつけたり、半導体業界でも工業用ガスタンクにリボンヒーターが使われたりしているんですよ。
「リボンヒーターの取扱注意点を簡単にご案内します」
巻きつけて使う場合は、ヒーターの折り曲げ過ぎに注意してください。曲げを繰り返すことで、発熱線が断線する可能性があります。ヒーターを巻きつける際、ヒーターが重ならないようにしてください。異常加熱の原因となります。
また、よくある質問ですが本製品は防爆構造・防水構造ではございません。
断熱材も一緒に使う場合は、ヒーターの表面温度が上昇し危険ですので、必ず温度調節器等で温度管理を行ってください。
まとめ
- リボンヒーターには3つの素材の種類がある
- 700℃のシリカガラスクロス
- 400℃のガラスクロス
- クリーンルーム用の260℃のファイバークロスタイプ
- サイズも様々!最小20mm幅x1000mm長~最大100mm幅x5000mm長
- リボンヒーターは紐でつける!
- 曲げたり、重ねて巻かないで使いましょう
ヒーターにも色々な種類があります。スリーハイではいくつか通常在庫製品を取り揃えております。お急ぎの方は是非お問い合わせください。
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- 斎藤 恭子
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