- ヒーターの知識
難燃シリコンスポンジ「SSG」と「SSB」。新製品のご紹介!
2017年11月16日
斎藤 恭子
こんにちは。スリーハイの斎藤です。
冬は乾燥するため、山火事や不審火による火災発生など、火の元には十分注意が必要な時期となりました。
そこで、今回は「燃えにくいスポンジシート」についてご紹介したいと思います。
難燃シリコンスポンジシート「SSG」「SSB」シリーズ
10月より発売開始となりました難燃シリコンスポンジシート"SSG" "SSB" シリーズは、名前の通り燃えにくい耐熱性の高いシリコンスポンジです。
この製品は、燃焼性UL94規格品となっており、その中でもV-0(難燃性が高い)製品です。
お客様によっては、この『UL-94V-0』ご指定の方もいらっしゃいますので、これまではなかなかお応えできなかったのですが今後は即納品として出荷できるようになりました。
ちなみに、このUL94規格とは・・・装置及び器具部品のプラスチック材料燃焼性試験で、材料の燃えにくさの度合いを表す規格です。
(引用:http://www.takachiho-ss.co.jp/CCP015.html)
「SSG」と「SSB」の違いは?
まず、このSSGタイプとSSBタイプの大きな違いについてですが、 ずばり『耐熱』温度の違いです。
SSGタイプは、耐熱200℃で、180℃x72時間の耐熱性試験を行っており、難燃性試験(UL94)は、『V-0適合品』となっております。
また、SSBタイプは、耐熱150℃で、120℃x72時間の耐熱性試験を行っており、難燃性試験(UL94)は、『V-0認証品』です。
難燃シリコンスポンジの安全性は?
また、安全面からいうと、SSBタイプは通知対象物質としてカーボンブラックやステアリン酸亜鉛を有している為、【危険有害性情報】があります。
製品と一緒に安全対策や使用上の注意を明記した明細票を付けておりますので必ずご一読ください。
(呼吸器感作性、生殖細胞変異原性、発がん性、生殖毒性、特定標的臓器・全身毒性)
安全面も考慮して、この難燃シリコンスポンジシートは、全て一枚ずつ『個包装』となっております。
基本サイズは、厚み1mm または 3mmで、大きさは 1000 mm x 1000 mmですが、 最大厚み20mmまで製作可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
https://www.threehigh.co.jp/products/insulation/sponge/sheet_incombustibility.php
まとめ
新たなラインナップとして、難燃シリコンスポンジシートSSGタイプとSSBタイプの2種類が加わりました。
2類の難燃シリコンスポンジシートのポイントは次の3点になります。
・2類の耐熱違いで、耐熱200℃は『V-0適合品』、150℃は『V-0認証品』です。
・サイズは、厚み1mmと3mm の 1000mm x 1000 mm が基本サイズですが、違うサイズもご希望の場合は、最大厚み20mmまで製作可能です。
・この難燃シリコンスポンジは【通知対象物質】のカーボンブラックやステアリン酸亜鉛を含んでいるため、取扱には十分な注意が必要です。
はじめに製品についている製品明細票をご確認いただいてからお気をつけてご使用ください。
難燃シリコンスポンジは在庫品のため、必要なときには、午後15時までにご依頼いただけましたら当日発送が可能です。
燃えやすいような危険性のある工場や部品を取り扱っている方、または、実験などでお試しいただきたい方は、是非一度ご参考までにお試しいただけましたらと思います。
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- 斎藤 恭子
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